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ゲンダイのみかた

2011/02/17(木) 22:00:12

[小沢一郎] 検察はなぜ小沢有罪に狂奔するのか

健闘する新聞社系週刊誌2誌
小沢問題を独自に検証する「週刊朝日」と「サンデー毎日」の特集記事が注目を集めている

陸山会事件の報道で「週刊朝日」と「サンデー毎日」が注目を集めている。それぞれ民主党の小沢元代表に裏金を渡したとされる水谷建設の関係者と接触。小沢の犯罪の有無を独自に検証する記事を掲載している。それらを読むと、検察捜査と刑事裁判のデタラメに慄然とさせられるのだ。


   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

陸山会事件の核心は水谷建設の裏金疑惑にある。小沢の元秘書3人の初公判で、検察側は、「大久保元秘書が水谷建設の川村尚・元社長に胆沢ダム工事受注の謝礼1億円を要求し、大久保と元秘書の石川議員が5000万円ずつ受け取った」などと主張した。この違法献金を隠すために、政治資金収支報告書の土地取引に関連する記載を2カ月間ずらしたというわけだ。

なぜ2カ月ずらすだけでカネを隠せるのか理解不能だが、検察の筋書きではそうなっている。ま、百歩譲って隠せたとしても、ヤミ献金そのものがウソだとしたら、修正すれば済む話。現職の議員を捕まえるほどの悪質性はない。ポイントは水谷献金の有無なのだ。

そこで「サンデー毎日」は、水谷建設元会長・水谷功氏の側近に取材。川村元社長が本当に石川議員に現金を渡したのかどうかについて、「実はまったく分からないのです」という証言を引き出している。この側近は驚くことに、「元社長には以前から交際している女性がいます。女性のために会社から2000万円を借りるほど入れ揚げているのです。5000万円はその女性のために使ったのではないでしょうか」とも言っている。これが本当なら、裏金疑惑は捏造以外の何ものでもない。

当の女性は、「元社長との間で金銭の貸し借りは一切ありません」と否定したが、同誌はこれまで検察情報タレ流しの大新聞報道とは一線を画し、別次元の大きな疑惑を投げかけたのだ。

一方の「週刊朝日」は、検察に裏金を供述したとされる水谷元会長を直撃。「ちゃんと届いたか届かんかったか、わからんやないか。落としたかもわからんしな」という驚きの発言を引き出している。本紙が直撃したときも、「分からない。知らないよ」とリラリクラリだったが、こんな人物の話に乗っかり、政界の実力者を追い詰める検察は尋常じゃない。

同誌は、1億円のヤミ献金が事実なら大疑獄事件だし、途中で誰かが着服したのなら横領事件だと指摘。そのいずれも立件しなかったのは<検察側に触れられたくない不都合な事情があるからではないか>とし、「小沢側に渡っていないことがハッキリしてしまったのでしょう。現金が小沢側に渡っていれば、とっくにヤミ献金事件として立件していますよ」という司法関係者の見方を紹介している。捜査に行き詰まりニッチもサッチも行かなくなった検察が、陸山会事件をデッチ上げたというわけだ。

戦前戦中の特高検察と同じ犯罪のデッチ上げ、なぶり殺し
こうした記事を読むと、改めて、検察への疑問や不信感が高まる。週刊朝日では、ウソの呼び出しをした検察に10時間も事実上監禁された石川議員の秘書が、脅しやすかしで供述を迫る検察聴取の実態も告発している。やり口は戦前戦中の特高検察と同じ。絶対的な権力を背景に強引に犯罪をデッチ上げようとし、国民をなぶり殺しに追い込んでいくのだ。

先月、「大逆事件 百年後の意味」と題した集会で、ジャーナリストの鎌田慧(かまた・さとし)氏は、明治天皇暗殺を企てたとして幸徳秋水らを取り調べた平沼騏一郎らの検察捜査を「罪のない人を陥れ誘導する取り調べ」とし、「今も同じようなことをしている」と訴えた。戦争という痛ましい過去を経験し、法治国家に生まれ変わったというのは幻想にすぎない。日本は今も検察ファッショが横行する無法国家と考えていた方がいいのだ。

大新聞やテレビを筆頭に、検察にくみして小沢を極悪人に仕立て上げた旧体制の勢力には恐怖すら覚えてしまう。
社説で「まずは離党してけじめを」(1日付)と小沢を批判した毎日新聞と、小沢の政治資金に対する姿勢が「国民感覚との大きな遊離」(8日付)と指摘した朝日新聞は、雑誌編集部からジャーナリズムのあり方を学ぶべきだ。

(日刊ゲンダイ 2011/02/10 掲載)

小沢さんの無罪は明らかなのは十分分かっていますが、早い決着を…。

【ゲンダイネット】

ついにクーデターが…
菅政権退陣秒読み 小沢系議員16人が会派離脱 (2/17)
※永田町は一気に液状化してきており、菅首相の退陣が秒読みになってきた。

誰ひとり責任取らない 民主党デタラメ体質 (2/15)

菅直人とは“こういう人”。―ということが分かる記事です。ご一読を…↓
菅首相 また市川房枝を利用、忌み嫌われていたくせによく言うよ (2/12)

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2011.02.27 | URL | #- [ 編集 ]

政治問題は常に何かがありますね。
このページで勉強させてもらいます。

2011.02.22 | URL | 仲村 #- [ 編集 ]

思うんですけど、小沢さんって西南の役で有名な西郷隆盛に、その生き様が似ているような気がします

西郷隆盛も、まわりの人たちから担ぎ上げられて鹿児島の城山で壮絶な最後をとげられました…もっと、長生きしていい人だったのです

小沢さんも、周りの人たちから担ぎ上げられて、その気になり、無理をして、自分の道を踏み外さないように気をつけて下さい

2011.02.20 | URL | 隠居 #- [ 編集 ]

小沢さん、勇断を振り絞って政界の為に引退を決意されては そして、あなた自身の裁判に専念すべきです
マスコミの犠牲になったり、あなたを担ぎ出そうとしている人たちに義理だてする必要はないのです

2011.02.18 | URL | 半造 #FXbBe/Mw [ 編集 ]

  鳥越さんのスパモニも「番組内で小沢さんの話をよく聴いたから打ち切り決定」という検察審査会ならぬ番組審査会での言論封殺の仕打ちを受けました。3月終了までのコメントで痛快な本音を見せ付けてほしいものです。鳥越氏は三井環氏の検察裏金告発に関わる重要人物です。テレ朝にも毒が完全に回りましたね。

  菅さんの政策は民主党の選挙公約と180度正反対、これをやられたら民主主義じゃなくなってしまいます。それでも自自公復活なんて絶対ダメです。小沢さんや亀井さんの勢いの凋落は過去において創価“脳腫瘍”大作を擁護しその証人喚問要求を退けた事に起因すると思っています。小沢・亀井両氏の不人気には背後に強力な世論操作が働いていると思います。菅・仙谷は一貫して創価を否定してきました。何といってもこれだけは素晴しい事です。前原誠司・松山千春・佐藤優各氏の奥さんは皆学会員か日蓮宗の信者なのです!ですから自公抜きの小沢新党・国民新党・新党日本・みんなの党を中心にまず①対米追従で沖縄問題は現状維持(後ほど安保・基地問題を議論する)で一旦保留し、②公務員改革で官僚の利権奪取・改革派官僚の登用と養成・給与削減・リストラ・事業仕分け・地域主権・一括交付金を断行し、③大型の景気浮揚策で国民生活の安定と消費を回復し、④消費税増税も先送り、一旦現状税率維持とし、⑤緊急に将来国家のグランドデザインと無駄の削減・財源捻出を模索する、で救国内閣を結成してほしいと思います。

  そして②の公務員改革の前提として何とかして創価学会ネットワークの勢力を削ぐ必要があります。(1)各省庁に学会員の官僚は多数います。(2)彼らは当然学会筋の企業・個人を贔屓にして税金で援助します。(3)その結果援助された彼らは学会に「功徳があった」と献金をします。(4)ますます創価学会と学会官僚の勢力は強化されます。(5)その税金還流ルートにあやかろうと続々と企業・個人が参入してきます。これだから政教一致、公明党はいけないのです。税金が学会員に集注し、彼らは学会に布施献納し、ますます学会が肥えるサイクルを産み出しているのです。まさに「政官財の癒着」そのものではありませんか。従って何らかの形で公務員から「創価パージ」をしない限り、この国の“北朝鮮化”は避けられません。社会保障の将来試算?それを算出した官僚が信用できない事が明らかになって来たのです。以上の作業を行えば小沢裁判の亡霊など霧散解消する筈です。小沢さんは現在不起訴です、問われているのは被疑事実の存在と検察調書の信憑性の方です。熱心な創価信者の没後に運勢が急降下する家庭があるとか・・・脳腫瘍のいまが確立変動中・チャンスタイム、影武者ならなおさらパワーレス!大作に匹敵する傑物はもう出ません。

  五木寛之、山口洋子・・・直木賞と演歌、成功した苦労人が銀座のネオン街でしみじみと語り合う、昭和のよき風景です。北陸やロシアの暗い空に降りしきる白い雪―それは人生の寂寥と死の芳香に満ちています。一方で垣間見える幻想的なエロスの豊穣なる生命力、包容力。ストイックな戦争で築いた無数の屍を土台にアメリカ文化の自由を謳歌満喫した昭和。その残像記憶を惰性で引きずり国民が形骸化した平成。

  日本がどの国と軍事同盟を結べばよいのか未だに答えは出ていません。しかし日蓮宗(国柱会)が軍部の気持ちを大きくし、マッチ・ポンプの満州事変、青年将校の暴走たる2.26事件その他を起こし、無謀な戦略を強行して最終的には原爆投下で天皇を人間に貶め、一億総懺悔させたのは歴史的事実です。日蓮宗は何ら責任を取りませんでした。サリン事件でも創価学会員はオウム信者にクーデターの必要性とサリンの撒き方を説いたら事件前には消えてしまったそうです。菅さんに知恵を授けた財務官僚は初めから騙すつもりだったのでせう。混迷の現在、日本人は再び神風と法華経の功徳にすがり、元寇や原爆を招来するのでしょうか?清和会・創価学会・菅執行部のいかがわしさは「故意に社会的死者を大量に出す事で一部の特権富裕層を残存確立させる」その悪魔的非人間性にあります。とにかくアメリカ型の「故意にマッチ・ポンプ戦争を起こして経済を復興させる」方式に対して、その是否と何らかの回答を現代に生きる人間として提唱すべき時です。

     http://www.youtube.com/watch?v=F7-fOKmVNJY&feature=related (3/3)

  海老蔵の素行が悪いのは明白ですが、だからといってリオンが海老蔵をしばいてよい理由にはなり得ません。“愚連隊に殴られた方が悪い”の論調はリオンの暴力を正当化しているようにも読めてしまいます。菅執行部続投でも自公政権復活でも財界・官僚癒着の消費税増税・対米献納隷従路線なのですから、世論操作に惑わされず、ここは小沢・亀井政権です。

  怨霊による執拗な攻撃もアストラル幽界における現実的な万能感も実際に存在します。そうした「空騒ぎ」に惑わされず、それらを飛越え、各自が本質的な自己信頼を培い、充実した社会の一構成員として生きていかれる社会により近づけていくべきです。暴力団と結託しながら「自分の気に入らない奴は夜郎自大」という創価学会のような支離滅裂の排他的弱肉強食思想では自滅を早めるだけです。個人の弱みに付け込んで論点をのらりくらりと巧妙にかわし、重罪の責任転嫁に持ち込むところが悪霊の証左です。要は他人教師、有名無名でなく、自己(の課題)を如何に生きるかでしょう。そこに妄想と現実との境界はありません。菅さんはミイラ取りが見事ミイラに取り込まれたのです。

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