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ゲンダイのみかた

2011/02/08(火) 19:01:06

[小沢一郎] 鳩山辞任、小沢強制起訴は米国の陰謀なのか

元高官が背景をズバリ指摘
日本中を揺るがした「小沢氏、強制起訴」のニュースは、日本では各大手紙が号外まで発行する展開となったが、意外なことにワシントン界隈(かいわい)では「予想していた範囲内」と静かに受け止められている。

日米関係に詳しいある米国務省筋に反応を求めると、小沢氏が若い頃に師事した田中角栄元首相と金丸信元副総理が、ロッキード事件での収賄容疑、脱税容疑などで逮捕された例を引き合いにして、「小沢氏が逮捕されるかどうかはあまり重要ではない」と前置きし、「それよりも焦点が小沢氏の政治家としての影響力がどう変化するかだ。小沢氏起訴が民主党内の支持基盤にどう影響し、党の将来にどう影響していくのか。我々が関心があるのは、日本政界の勢力図がどう変化するかだ」と力を込めた。

その一方で、ある元高官は「小沢氏は世界に通用する稀有(けう)な政治家。小沢氏は政権交代の立役者。いわば民主党のゴッドファーザーだ」と語り、こう続けた。

小沢氏が起訴された裏には政治的背景がある。対米追随派による小沢追い落としではないか。そうした層がいかに厚いか。それが浮き彫りになったということだ。この元高官は「日本に真の改革がもたらされるのは当分先だ」とため息をついた。さらに、「これが鳩山前政権時のニュースなら喜ぶ米政府関係者は多かったかもしれないが、米国の対中政策が変化した現在では微妙だな」と語った。

政権交代時、「対等な日米関係」を目指した鳩山・小沢コンビ。米国を最も警戒させたのは、両氏が掲げた「対中関係の改善」だ。米国の参加を想定していない東アジア共同体構想は、日本が米国を切り捨て、中国と手を結ぶ新体制をつくろうとしているのではないか。こうした危機感を米国側にもたらした」あの米国が「蚊帳の外」となるのを恐れたのである。

「世界のパワーバランスが明確に変化するなか、我々が中国にどう食い込めばいいのか思案している間に、小沢氏は総勢600人を引き連れて北京を訪問し、天皇と中国共産党幹部の会談までセットアップした。驚異的な出来事だった。小沢氏と友好関係が構築できれば中国も手中にできると主張する者もいたが、米国防省筋の小沢氏への不信感は根強かった」

米保守派はこうした小沢氏の姿勢を敵視した。だから。メディアを通じて、民主党の信頼性に疑問を呈する「鳩山・小沢叩き」を展開したのである。

その結果、鳩山前首相は辞任した。しかし、中国と日本をアジアの政策課題に掲げる米の悩みは依然として深い。菅政権が誕生したものの、民主党政権と根本的な重要問題について議論するには時間がかかる。それを米国はようやく理解しつつある。

2期目に向けてオバマ大統領は現在、スタッフ刷新作業を進めているところだが、中には「日本抜きでは米国がアジアで成功するのは困難。日本をもっと重視せよ」と唱える高官も現れたそうだ。しかし、それ以前に米国自身の問題がある。

「米国は民主主義や法の支配、人権の重要性を説きながら、同時に独裁者を支援している。日増しに信頼を失っているのは米国だ」と鋭い米国批判を展開したのは、エジプトの反政府運動に加わっているエルパラダイ前国際原子力機関事務局長だ。

いまや世界の米国観が変わりつつある。ぐるぐる変化する米国の都合に日本は翻弄されている。

【とんでもないことになっている日米関係 連載③】より
(日刊ゲンダイ 2011/02/02 掲載)

メディアの報道姿勢は、米国の意向に沿ったもの―と、思いませんか?

※相撲に全く関心がないので記事にする予定はありませんが、ウンザリさせられる「相撲の八百長事件」報道。昔から週刊誌が取り上げてきているのに、相撲協会や力士らとズブズブの関係にある大マスコミはこれを一切無視して、やったのは力士個人、悪いのは相撲協会と決め付ける。大新聞・テレビ(特に「みなさまのNHK」)は正義ヅラして追及する資格があるのか!――とゲンダイは訴えています。

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2011.02.10 | URL | 半造 #FXbBe/Mw [ 編集 ]

  市橋容疑者もお遍路ルートを経由した結果、専門家も驚く逃亡サバイバルを繰り広げたわけです。無能の菅首相も難を避け、数々の幸いも奏してここまでやってこれました。ただ、宗教や気功によるパワーの付与は本人を善導するための補助的ツールであって、それによって悪辣な弱肉強食を行うためのものではないんですね。善悪云々という前に、市橋容疑者・創価学会員・菅首相などは「感情の起伏が激しい」という芸術家以外では明らかな社会的欠陥があります。仲代さんや勝さんは芸術的感性が豊穣で鋭い名優であり、普段は気遣い細やかな紳士です。ただプロの役者・アーティストとしては演技・演劇理論に凄絶な情熱を入魂されるのです。「正気と狂気の狭間で」なんて周囲には見えるでしょうが両ご本人は名優としての卓抜な感情コントロール能力を備えている事を連載エピソードは示しています。ただスポーツでもそうですが、「一流のプロはまさに“真剣のような”独自の理論を持つ」という事だと思います。

  宗教や気功ではまずこの感情の起伏を小幅に抑えることを要求されます。それは神秘力によるものでなく、自分の意図的な傾注によって行うのです。それを前提としないと、自身の心を俯瞰したり、微妙な問題に冷静緻密な判断を下したりするのは無理でしょう。ポストやゲンダイ本紙でも菅さんの精神疾患の疑いが指摘されています。捏造世論のバックアップを受けてなお、現実逃避や逆ギレする首相に現代日本社会の混迷を打破できる筈がありません。愚かな人間はパワーで善悪を引っくり返せると妄信して自滅します。癇癪持ちで強欲の結果、脳障害を発症した新興宗教の教祖などはこの好例でしょう。まともな人間なら目先の勢いよりも大義や自己の本分を優先させる筈です。それが高位の要職・大勢の生活と安全を預る権限行使者であればなおさらです。市橋容疑者は長い逃亡劇の末に逮捕されました。これもお遍路の功徳であることは間違いありません。自分が遍路先で人々の世話になっておきながら、「俺や党を支持してくれたデフレの国民から消費税をとって、俺を騙した官僚や天下り、多国籍の大企業に配ればいいんだ!」という発想が何故出てくるのでしょうか。それが市川房枝氏や弘法大師空海の願いに沿う政治だという理由を国会答弁できますか?市川房枝・小沢一郎・弘法大師、そして民主党~社民連の政見公約と支持者の痛切な期待までをも己の出世の為の売名行為に利用し、その積徳の偉業を無残に切り捨て、赤坂で税金による美食三昧を続けたいがためにデフレに喘ぐ国民に「もっと税金払えよ、この貧乏人が!」と迫る菅総理は狂気の沙汰を通り越して最早餓鬼霊・鬼畜怨霊です。ご本人のためにも一刻も早く退陣された方がいい。菅さんは今度遍路に出立する時、心に何を想うのでしょう、ご夫婦で逝ってらっしゃい、もう還って来なくていいから!w

  ワイド特集「みんなの八百長」とは好かったですね(ギャハハ、大爆笑)。個人的には伊藤教授の人を喰った放言が大好きです「75歳以上は頭がおかしくなって、的確な判断ができないんですよ」。ここは溝口さんの言う通り、大相撲からは公益法人を剥奪してプロレス興行化させ、中継はCSでやればいいのです。

2011.02.09 | URL | 紅函兵衛 #aYDccP8M [ 編集 ]

ついに、お米の国でも新種改良の成果が、
実りつつあるようですね。
チュネジア、エジプト、津々浦々でデモ、名古屋、
金の鯱に跨って信長が再臨したかのような。
検審起訴も破綻し、メディアも青色吐息、
支持率1%でもやめたくない菅首相は、
小沢を官房長官にするしかないでしょう。

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