2011/01/28(金) 21:59:18
[政治(菅政権)] こんなハズではなかった政権交代
07年の参院選。全国で民主党に投じられた票は2400万票だった。小沢代表率いる民主党は60議席を獲得し、参院第1党に躍進した。続く09年の総選挙。さらに民主党への期待は増し、3347万票が投じられた。308議席。当時の鳩山代表、小沢幹事長は熱狂的支持を受けて政権交代を成し遂げたのである。「国民生活が第一」のスローガンに大多数の有権者が夢を託したわけだ。
ところが、あれから1年半。目を覆いたくなるような民主党政権の堕落とテイタラクと変節はなんなんだ。
政権交代の功労者だった小沢と鳩山は執行部を追われ、小沢にいたっては犯罪者扱いされ、党内で抹殺されようとしている。
代わりに司令塔として招き入れたのが、ミスター自民党で大増税論者の与謝野馨ときた。狂っている。
で、首相の菅は、この不況の中で「消費税アップだ」と叫び、農業潰し・失業者増大のTPPに突っ走っている。正気なのか、この首相と民主党は――。
「全部、アメリカ、財界、財務省、大手メディアの手のひらの上で踊らされているのですよ。“小沢を切った方が、アメリカが喜ぶし、支持率が上がるよ”“法人税減税をして、消費税アップを打ち出せば、財界は味方になるよ”と言い寄ってくる人たちの声を聞いて、魂まで売ってしまったんですよ。突き菅といわれるように、菅首相には政治理念も芯もない。自分が延命するための損得勘定しかないのです」(経済アナリスト・菊池英博氏)
「国民の生活が第一」が、いつから「財務省、財界、アメリカが第一」になったのか。3900万票への重大な裏切りである。政権交代に期待をかけた支持者ほど、民主党に失望し、カンカンに怒っているのだ。
民主党に詳しい評論家の塩田潮氏はこう指摘した。
「民主党政権に託されたものは、安定と改革。これを両立させるのは難しい。しかし、菅さんは新政権を担った以上、意地でも目指さなくてはいけないのです」
そういうことなのだ。ハナから「改革」の志を捨て、自己保身、自己延命のための「安定」にだけ突っ走る菅。あまりに醜悪、下劣だ。
(日刊ゲンダイ 2011/01/28 掲載冒頭部より)
今日の一面記事、「菅政権には失望した」の方が面白いですが、当日掲載は問題があるため、また…。
しばらくお休みをしてしまいました。ごめんなさい。
”貧乏暇なし”とはよく言ったものです(*^_^*)
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2011.01.30 | URL | 半造 #FXbBe/Mw [ 編集 ]
2011.01.29 | URL | scotti #4SSKmKVw [ 編集 ]