2011/01/20(木) 22:39:26
[政治(菅政権)] 野党が手ぐすね引く、新閣僚の醜聞
ロートル議員や参院選のA級戦犯を次々入閣させ、評判最悪の菅改造内閣。菅首相は「日本の改革を推し進める最強の体制にしたい」とバカ騒ぎしているが、野党は「攻撃しやすい人たちが増えた。通常国会が楽しみ」と舌なめずりしている。野党のターゲットは、与謝野大臣の“無節操”だけではなさそうだ。藤井副長官の「アル中」
野党が手ぐすね引くのはまず、官房副長官に就任した藤井裕久(78)だ。昨年1月の体調不良から財務相を辞任したくせに、ケロッと副長官になるとはいい加減な話だが、周囲が心配するのは「財務相を辞めた本当の理由?」なんてささやかれている“アル中疑惑”の方である。
「藤井さんは日本酒が大好きで、カバンにはカップ酒が入っています。財務相時代は、夕方5時まで待てず、焼酎をビールで割った“バクダン酒”をおいしそうにあおっていました。最近も自宅に若手議員を招き、深酒していたそうです。官房副長官は24時間態勢。しっかり務まるんですかね。第二の中川昭一になるんじゃないかと、との声も出ています」(政界関係者)
江田法相の「キャバクラ」
参院議長を務めながら、ノコノコと法相に就任した江田五月(69)も身ぎれいではない。自身の政治団体のスタッフらが、5年間にわたりキャバクラなど風俗店でドンチャン騒ぎ、利用料金237万円を団体から支出していたことが判明している。発覚したのは一昨年だが、その後、民主党は自分で「政治とカネ」のハードルを上げた。新たな不正が出てくればアウトだ。江田は、東大生時代に安保闘争に明け暮れ「アメリカの核実験は許さん」と仲間300人と共に自民党本部に乱入。逮捕された前科もある。これは若気の至りにしても、死刑執行に慎重な姿勢を見せていることから、ここも野党にネチネチ攻められそうだ。
与謝野経財相の「カネ」
与謝野経済財政相(72)も“弱点”は「政治とカネ」だ。通産相の時に、監督対象の商品先物取引会社から、毎月25万円の迂回献金を受けていたことが発覚。ところが記者会見では「善意の献金に対し疑う余地はないと思っていた」との弁解を繰り返した。それでなくても、与謝野はごっそり政治献金を集めている。頻繁にセミナー形式のパーティーを開き、毎年5000万~6000万円の収入を得ている。
「企業・団体献金は限度額が決められた範囲で当然許されるべきこと」と言っているが、民主党は通常国会に「企業団体献金を3年後に全面禁止する法案」を提出する方針だ。自民党時代の弁明は通じなくなる可能性があるし、自民党もたちあがれ日本も、与謝野の集金方法は熟知している。「無節操」とあわせて、ガンガン攻められそうだ。
菅がノンビリ構えていられるのも、今のうちだけである。
(日刊ゲンダイ 2011/01/17 掲載)
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「廃材内閣」とは、よく言ったものだ。使い終わって、あとは捨てるだけになっていた人材をカキ集めた再改造内閣。
まあ、老人が何でも悪いわけではないが、参院議長で一丁上がりだった。江田五月が法相、同じく過分の衆院副議長までやった中野寛成(70)が国家公安委員長、そして自民党で燃え尽きたはずの与謝野馨が経済財政相として寝返り入閣。さらに財務相を放り出して消えていた藤井裕久まで官房副長官就任というのだから、フザケている、ヒドすぎる。「老人ばかり集めて最強体制か」と大手紙も呆れていたが、当然だ。
「菅総理は昨年11月の臨時国会でヘトヘトに疲れた。危なっかしい新人大臣よりも、大ベテランを並べた方が無難で国会運営が楽と判断した」と官邸関係者は明かしたが、そこに大きな落とし穴がある。むしろ、菅バラック内閣はちょっと揺さぶれただけでペシャと潰れる運命だ。
(01/17 一面記事より)
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内閣改造不発 大手3紙の世論調査が出揃う
どこも「不支持」が「支持」を圧倒
注目の支持率は、
朝日 26%(+5)
毎日 29%(+5)
読売 34%(+9)
不支持は、
朝日 54%(―6)
毎日 49%(―7)
読売 55%(―10)
与謝野経財相の起用も、朝日では「評価しない」は50%で、「評価する」の31%を大きく上回った。
内閣改造が政権浮揚につながらなければ、菅政権は窮地である。
(01/17 記事より)
期待がもてない菅政権への失望感から、最近、政治への関心が薄れてきたような…。
【ゲンダイネット】
◆与謝野攻撃 自民今度は誓約書を暴露 (1/20)
◆集中連載【国民は騙されている 小沢「強制起訴」の虚構】どこを探しても出てこない「虚偽記載」の事実 (1/19)
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2011.01.23 | URL | 半造 #FXbBe/Mw [ 編集 ]